No.246・『 1976年 FREE LIFE 声明書 』@小沢幸一氏(2)

kneedrop2010-08-18

<小沢幸一氏追悼特集>
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。


『 FREE LIFE RECORD 』(声明書)


「FOR LIFE RECORD」
今を去る、七五年、六月フォーク界の大物が四人手をとりあって会社を創立した。 
そのあと俺の頭にはレコード会社創立の構造と青写真がほぼ完成していた。
以前からシンガーを目指していた俺としては、中学・高校時からの基礎活動をしておかなければならないと考えた。
そして五十嵐氏の協力を得て出来たのが、FREE LIFE RECORDである。


フリーライフ レコードはもちろんフォーライフレコードの真似であるが
(自由な生活・きままな人生)というポリシーを持っている。
人におさえつけられたくない(自分の作品に関しては)という気持ちの意味もふくまれている。


五十嵐氏のプロデュースの対象者はわからないが、とにかくふたりの男を連れてきた。
新人第1号の○○○君と○○君だ。いま、彼らの音楽がどうだこうだと言う前に彼らの意気込みを買いたい。

さて、俺はとなると、まだ新人のプロデュースはしていない。なぜなら俺はソイツがどのような奴かという人間性
重視したいからだ、五十嵐氏は五十嵐氏、俺は俺という考えで、五十嵐氏はアーティストを俺は、
内部の人間(会社の重役)を選定していきたいからだ。


FOR LIFE占拠計画、フォーライフの真似でできた、このフリーライフが、フォーライフの大物たちを、
まだ無名な俺たちが、フリーライフをフォーライフより大きく、有名な会社にすることだ。
そのためには人材が必要だ、個性的でしかも「ハッタリ」のある人材が・・・
まぁ、新人の意気込みで、五十嵐氏やオレを納得させるようなスゴイ手紙の1通でも来たら、
日本だろうが、アメリカだろうが俺はソイツに逢いに行くだろう。


とにかく船は、VOGERを求めて港を離れた、そして君たちの町へ行くだろう、
自分の力(説得力)で船を止めるような奴が、いるような気がする。
              
                          フリーライフ 
                          代表取締役社長 小沢幸一 SINCE1976年