No.208・『 水木WORLD 』@水木しげる(9)

kneedrop2010-05-08

A world of 1200 letters 『1200字の言葉の世界』−5
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
ドラマでも見るあの貧困時代の水木さんから何も変わっていないわけですが先日、冗談で気がついたら巨万の富ですよと笑っていました。
何といっても地味であまり欲がない水木さんだし、絵は本当に上手でしたが、水木さんは漫画のストーリーの中で繰りひろげられるアイデアやキャラクターもすべて原作は私一人が考えているんです。
水木さんはもう少し、ストーリーテラーとしての才能も高く評価して欲しいとおしゃっていました。
「もうみんなわかっているよ!」とインタビュー時に隣にいた娘さんは水木さんに向かって「お父ちゃんのことアーテイストだといいましたら!」水木さんはアーテイストではダメで。アーテイストの前に大(だい)をつけて読んで欲しいと爆笑!していました。今度みなさん水木さんに会ったら「大アーテイスト」といってあげて下さいね!そして芸能人でも水木ファンはたくさんいます。荒俣宏さんも絶賛していますし大妖怪ファンの京極夏彦さんときたらむかしから大の水木しげるのファンでファンクラブの会員になっていて水木さんの描く妖怪グッズの収集家でもありましてもうずいぶん前になりますが水木さんの目玉オヤジの書いてある色紙を見せて少年のように喜んでいたのを以前TVで見ました。

水木さん独特のおとぼけとユーモアをまじえながら私たちににふしぎな話やほんとうのしあわせについてのメッセージをこれからも投げかけてほしいものです。そして健康で100歳とはいわずもう休みながらでよいので長生きしてほしいものです。ほんとうに波乱万丈を越えた人生で奥さまの布枝さんが言うように『終わりよければすべて良し』といっている素敵な御夫婦から今回は忘れかけていたものを教えられた気がします。
毎朝ドラマで水木御夫婦に会えるのがなによりです。
みなさんも水木さんが描いた漫画や絵があったらじっくり見てみて下さい。やはりこの絵や漫画のストーリーの中には水木さんの人柄がこの漫画を書かせているんだと思いながら読んでみると感動もひとしおです。
その漫画には温かみと懐かしさ滲んでいます。その絵から温かみと懐かしさを感じるのは水木さん自体が温かみと懐かしく感じれる昭和の優しさを大切にしている人だからです。だからこそ絵の中に表現されているのです。それでは水木先生の言葉でおわかれです。
『(学生時代に、学校は退学、仕事は首になるが)こりゃ、えらいことになったな。
どこまでつづくぬかるみぞ・・・・・・ああ、腹へった。大盛りめしでも食おうっと・・・・・・』
                     『本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日』より 草思社
                               (つづく)(^ε?)←これ鬼太郎の絵文字です。ではまた!

Was it wonderful day for you!?

Thankyou for listening to THE PRAYER OF UNIVERSAL. 
                                        FROM  DJ / KNEEDROP

総員玉砕せよ! (講談社文庫)

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完全版水木しげる伝(上) (講談社漫画文庫)

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