No.206・『 水木しげる先生の作品世界 』@水木しげる(7)

kneedrop2010-05-06

A world of 1200 letters 『1200字の言葉の世界』−5
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。 
水木さんは1922年生まれで現在88歳です。
作品世界ですが水木さんは幼少の時から一日何時間でも絵が好きで何でも片っぱしから描いていたといっています。幼少の時は朝寝坊で食べることが大好きでスポーツも大得意でした。のんのんばあの影響で幼少の時から目に見えないもの幽霊や妖怪など恐いものに大変興味があり死についても深く考えるような少年でした。
軍隊時代 やがて太平洋戦争が始まる。「召集されれば死だ」と考えた茂は、「人生の意味」を求めるため、哲学書や宗教書などを濫読する。その中で、一番気に入ったのが、ヨハン・エッカーマンゲーテとの対話』で、戦地にも持っていった。ゲーテにはその後も心酔し続けており、「自分の生き方の基本はゲーテ」と語っている。
さすが水木さん哲学やゲーテまで手を伸ばすとはやはりただものではありません・・・・。
ニューブリテンラバウルから戦後、爆撃により左腕を失い(片腕を失ったことに対して水木は、「私は片腕がなくても他人の3倍は仕事をしてきた。もし両腕があったら、他人の6倍は働けただろう」と語り、「左腕を失ったことを悲しいと思ったことはありますか」という問いには「思ったことはない。命を失うより片腕をなくしても生きている方が価値がある」と答えている。)
日本に復員し、いろいろな職を転々としてから好きな絵で生計を立てられたらと思い、紙芝居の絵かきを始めました。ここから20年以上の下積み時代が続きます。やがて紙芝居の需要がすくなくなり、貸本漫画家になり40歳過ぎてから「週刊少年マガジン」で『ゲゲゲの鬼太郎』(現在までで5度TVアニメ化)で大ブレークします。また妖怪研究家として、世界妖怪協会会長、日本民俗学会会員、民族芸術学会評議委員などを歴任、調布市名誉市民にも選ばれている。
第6回講談社児童漫画賞(『テレビくん』)第13回講談社漫画賞(『昭和史』)第34回アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞(『のんのんばあとオレ』)第25回日本漫画家協会賞文部大臣賞第29回星雲賞アート部門第7回手塚治虫文化賞特別賞第5回織部賞グランプリ紫綬褒章旭日小綬章水木しげる記念館境港市にある。
現在、インターネットでアマゾンで水木しげると入れて商品、著作を検索しますと1200件以上もでてきます。
すごい著作点数です。代表作は漫画で「ゲゲゲの鬼太郎」・「悪魔くん」・「河童の三平」・「のんのんばあとオレ」は先ほども掲載しましたがでフランス・アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞を受賞。
その他・妖怪辞典・妖怪フィギャ・鬼太郎アニメに映画のDVD・総員玉砕せよ!・昭和史(自伝的漫画)・偉人伝(猫楠(南方熊楠遠野物語柳田國男)に名言の本や幸せや神秘や不思議についても多数出版しています。出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より一部抜粋。
私の大好きな南方熊楠の生涯も水木さんは念入りに調べ『猫楠』として水木漫画として描いて下さいました。ヤングマガジンコミックスはおそらく入手は難しいと思いますが「私は持っています!自慢するな、この画面右上にアップした表紙がヤンマガコミックの猫楠の下巻の表紙です)現在文庫で絵が小さいですが角川のソフィアの文庫で読めますので素晴らしいのでお薦めしておきますね!水木さんの熊楠は絶品です。あとこの番組でも南方熊楠は以前、No.7からNo.9までオンエアしていますのでこちらもご覧下さい!(つづく)

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

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猫楠 南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)

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お父ちゃんと私―父・水木しげるとのゲゲゲな日常 (YM books)

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