No.202・『 ゲゲゲの女房 』@水木しげる(3)

kneedrop2010-05-01

水木しげるの名言
           苦しむことから逃げちゃイカン。人生はずっと苦しいんです。
           苦しさを知っておくと、苦しみ慣れする。これは強いですよ。

A world of 1200 letters 『1200字の言葉の世界』−5
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。 
私としては恋愛や結婚する対象も人柄や心の美しさと容姿(ここは内面がでます!)が一番目の理由としてあってほしのですが現在はどうでしょう。
お金がないと幸せになれないということで年収や学歴や地位などで相手を決めるようになっているわけです。
年収や地位などはながく存続しないかもしれません。し相手をそこで決めるなら人は商品ではないですし、欲にまみれるとろくなことはおこりません。人として備わっている倫理観や人柄に価値を見出すべきではないんでしょうか。貧しくても心は朗らかでいれるようなこんな夫婦って素敵だと思います。その人こそ向井理演じる極貧の水木さんの姿であるわけです。自分をながく信じ続け一生懸命自分しか描けない漫画にこだわりつづけました。水木さんが成功したのは40歳を過ぎてからでした。彼は売れない時代から漫画のテーマは現在まで一貫して変えていません。彼の描く漫画のテーマは懐かしさや目に見えないものや闇や戦争などをモーチフとして描いてきました。
TVドラマ「ゲゲゲの女房」にも描かれていますが、この下積み時代から、はじめは貸し本漫画からのスタートでしたが貸本漫画の作品を読んだ人の中には水木漫画はよく描かれていると支持しそして絶賛していました。そして水木ファンは着実に増えていったわけです。
そして奥さんの布枝さんも謙虚で実直で真摯ないい人柄です。なんか「ゲゲゲの女房」を見ていると相手を想う気持ちが画面からあふれていてうらやましい夫婦像です。貧しく物はなかった時代でしたが心意気や真面目さや、生き抜くことは経済的な面では大変な時代でしたが、もしかすると現代人が忘れてしまった他人を思いやる優しさや温もりが前面に出ています。TVドラマを見ていると毎回登場する人物から気づかされる毎日です。
たしかにお金がないと不自由しますが恋愛は純愛主義で通して欲しいものです。お金がないと幸せになれないといわれそうですが心や精神性より、経済やマネーが上になってはだめなんです。
結局、自分にとって何を価値感として自分のベースとして何を大切に守りながら生きるかということをきちんと考えておかないからぶれるわけです。ですから先ほどご紹介した水木しげるの名言・格言/幸福の七ヶ条いうのは的をえているわけです。
そして第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。の努力についてですが水木さんの真意は努力はたくさんしてもなかなか成功やお金には結びつかないということを言っています。はやくお金を稼いで怠け者になりましょう。ということをいっておられるわけです。おそらくたくさんの漫画家たちが時代の潮流にのまれ挫折していったのを見ていたからの発言だと思われます。
それより、自分が好きで好きでたまらないものをみつけ、毎日でも、何時間やってもこのことだけは飽きないでつづけられること。自分の命をかけられることを仕事として選べれば最高ですね。
仕事ではなく恋人でも趣味でもいいと思うんだけど苦にならないことで自分が一生涯続けて出来ることを生きるうえで見つけることはとても大切なことのように思えます。
そしてなぜか手元にある本にもこんないいことが書かれていました。その文章とは!
一生涯、かけられる仕事が見つかったら「努力の積み重ねとチャレンジ精神を忘れることなく、そしてその仕事の中に創造性を見つけられる人はその仕事を大きな仕事へとつなげてゆける人です」                   「自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本」 原田真裕美 著一部抜粋。 (つづく)

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房〈上〉

NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房〈上〉

自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本

自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本