No.175・ Solo作品世界@伊勢正三(8)

kneedrop2010-03-31

A world of 1200 letters 『1200字の言葉の世界』−6
もう最近入会したFOLK SONG協会などにいってみますと。正やんファンがいかに多く神様的存在でありながらいつのまにかFOLK界の重鎮的あつかいです。(笑い)だけど、正やんの凄いところは作詩、詩が素晴らしいんです。まあ〜私にとってはなんといっても正やんミュージックの一番よさは聴いている時の自分が一番正直に優しくなれる時間が与えられるというのが私にとっての正やんミュージックの源泉なんです。
でもほんとうに70年代の拓郎に陽水に泉谷に正やんは私にとっては永遠のヒーロー的存在です。

とにかくSong Writerとしては日本でも指折りに入る屈指のメロディー、メーカーでもあるわけです。
観察力が凄いんです。アンテナというか波動をキャッチしてしまうんだと思うんです。
相手の動作や身振りで機微が読める人というか、あまり、話さない人だけど、こだわりは持っている人だとは伺えるんだけど、ひけらかしたり、自慢したりしない人。
あとデビューから見てるんだけど、みかけによらず一番伸びた人そして本当はみんなが見抜けなかったのかもしれない正やんの凄さを・・・。
でもこうせつおいちゃんに訊いてみたいんだけどこうせつおいちゃんはすでに高校生の時に正やんこと見抜いていたのかもしれないな〜。こうせつ先輩はがプロでデビューする時自分のバンドに後輩の正やんを呼んだんだから。
かぐや姫時代の詩も結構多く書いてるんだけど、正やんの書く詩は洗練されているんです。何度も何度も考え抜いて出てきた言葉の結晶とでももうしましょうか。言葉に奥行きや意味もふかくありながら、小田和正さんと同じように、優しくてシンプルな言葉を上手に繋いだり紡ぐと言う感じがニュアンス的にはぴったりくる。日常の中で見落としがちな真意をすくい取るところが詩人だと思うんです。
コミックソングを書いてもたとえばかぐや姫TODAYの「悲しめば損♪」なんかみてもひと味違うんです。微妙に伊勢正三らしさというのが入っているんです。
98年7月りりーすです。今アマゾンでこのシングルのリリース時期をしらべてみたら、なななんと8cmのCDシングルのこの「緑の季節」の中古品が1枚だけ出ていてその価格を見てみると 中古品1点¥ 14,980 円よりでで出品されていました。なんとも現在廃盤ですし「緑の季節」傑作 ですから。でもなんとも驚きました。
それでは「緑の季節」もどうぞ!この歌凄いです。そして完璧です。おそるべし伊勢正三山本潤子!!




翼をください JUNKO BEST

翼をください JUNKO BEST