No.130・集英社『活字!』 @’2010元旦朝日新聞(3)

kneedrop2010-01-26

A world of 1200 letters 『1200字の言葉の世界』−12
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
はい、つづいてはまた出版社で、集英社でした。音楽評論家の吉田秀和さんが全面広告にでていまして、
実は私も誕生日が吉田さんと一緒なんです。
この日が誕生日の方にはスピリチャルな人が多いです。
広告の内容は以下のとおりですが、この広告文も抱きしめたいぐらい素敵な文章でした。

『活字は、見えないものすべてを、私たちに見せてくれる。

音楽評論家、吉田秀和

クラシックに対する深い洞察を、美しい歌曲のような名文で綴り、私たちを音楽の世界に誘ってくれる。
音楽という目に見えないものを活字に変え、感動の本質を教えてくれる。

思えば本は、音楽も、人の愛も、祈りも、吹く風の匂いも、
見えないものすべてを明らかにして、私たちに見せてくれる。

人間がつかまえられなかった、曖昧なままだった、様々な感情やできごと。
活字は、それを形にすることで、人に新たな気づきを与え、道を照らし出す。

人は、活字を読んでいる限り、自分自身を積み上げていくことができる。
活字を読んでいる限り、知らない自分に巡りあうことができる。

活字とあなたとの幸福な出会いを応援したい。
2010年の集英社です。今年も、活字の力を、あなたに。2010年集英社
と書かれ、集英社の単行本が13点に新書が5点、文庫が2点に文芸誌と小説誌と読書情報誌が掲載されていました。
単行本はすべて1月から今夏まで発売のラインナップでした。
『思えば本は、音楽も、人の愛も、祈りも、吹く風の匂いも、見えないものすべてを明らかにして、私たちに見せてくれる。人間がつかまえられなかった、曖昧なままだった、様々な感情やできごと。活字は、それを形にすることで、人に新たな気づきを与え、道を照らし出す。人は、活字を読んでいる限り、自分自身を積み上げていくことができる。活字を読んでいる限り、知らない自分に巡りあうことができる。』ほんとうに本好きの人たちにはたまらないキャッチコピーだと私を唸らせました。
あとこのほかに、小学館の0のマーチという谷川俊太郎さんの作詞の歌詞が楽譜共々掲載されていました。
この広告文の中で私が面白いと感じたのは0(ゼロ)についてでしたが、こんな箇所です。
ゼロははじまり、ゼロは基本、ゼロをふたつ合わせると無限大。(つづく)