No.92・CINEMA@『 Mother Teresa 』!(2)

kneedrop2009-09-23

《CINEMA REVIEW》−4
Beat goes on...! THE PRAYER OF UNIVERSAL
映画、 『Mother Teresa』 この映画は2003年に製作されました。 (イタリア・イギリス映画)監督:ファブリッツィオ・コスタ 、主演はオリビア・ハッセーです。
ジュリエットを演じ、聖母マリアを演じたオリビアが、「次は、ぜひマザー・テレサを演じてみたい」という夢を抱いてから20年。オリビアマザー・テレサを、心を込めて演じました。
リビアが「マザーの持っていた思い、強さ、慈悲の心を形にした」と語っているとおり、マザーの話し方、歩き方、 手の動き、芯の強さ、ひたむきさ、人を見つめるまなざしなど、オリビアマザー・テレサそっくりです。
マザーの外見をまねるというよりは、マザー・テレサの心を汲もうとし、その結果マザーそっくりになったのかもしれません。この映画にかけるオリビアの姿は、すばらしいものです。
リビアが目指していたとおり、映画をとおして観客に伝わってくるのは、“20世紀の聖女”と言われたマザー・テレサの心です。そして、この映画の中にマザーが存在している点も見逃せないところです。
映画のあらすじやストーリーは細かくお話ししません。のでみなさん是非この映画をご覧になって下さい。
この映画は祈りの愛に満ちています。
今回はこの映画の中で語られたマザーの台詞と本(語録集)からの引用とオリビア・ハッセーのこの映画の来日記者会見の言葉を使って、マザーの真意にちかづいてみようと思います。
では、【映画のマザー台詞です。】『いつも笑顔でいると、それが、神に対するあいのしるしよ!みんなに広がるわ。主がお望みになれば実現するわ!主がお望みにならなければ実現しない。』
マザーの活動は当初、いろいろな反発や中傷を受けますが、神の愛の宣教者会の設立が許可され、3つの会則としての誓いを神父様からいいわたされます。それは、純愛と清貧と従順でした。
4つ目の誓いをマザーは神父さんへつけ加えてもらいます。その4つ目のマザーが言った誓いとは『貧しい人の中に最も貧しい人に全身全霊で無償の奉仕をすること』でした。それが私たちの使命です。とマザーはいいきります。そしてマザーの着用している修道服の白は清らかな象徴、青は聖母マリアの色です。
マザーの素晴らしいところは彼女の優しさ、意志の強さ、そして、貧しい人のために人生を捧げ心を尽くしたことです。そして、著作や映像に触れていつも思うのは信仰の深さから表れる実直さと祈りの重要さについて説かれているところです。  (つづく)