A world of 1200letters
『1200字の言葉の世界』−9
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP
つづいてます。
それでは、井上陽水『LIFE』40年を語る。の番組も4夜連続でトータル3時間40分放送され終了しました。この番組トータルで2回以上観ましたので内容の詳細に感想をまじえながら、締めくくります。
まず今回、陽水さん40年を振り返るにあたり、本人にキーワードを記入してもらい、そのキーワードに沿って番組は製作されました。 ナレーション、宮沢りえ。 ゲストコメンテターとして、五木寛之、小林聡美、黒鉄ヒロシ、水谷 豊、一青 窈 、持田香織、平原綾香、スガシカオ、コブクロ、伊集院 静、小田和正、山下洋輔、奥田民夫、沢木耕太郎、中島みゆき、ロバートキャンベル、上野千鶴子。対談・リリーフランキーさんが出演。
第1夜は【石炭・ビートルズ・氷の世界】 曲目、傘がない、御免、夢の中へ、少年時代、Just Fit、夏まつり、紙飛行機、たいくつ、夢の中へ、心もよう、帰れない二人、他。
炭鉱の町、田川に生まれ、最盛期から閉山するまでを見て育った少年の内面には一言では語れない、考えさせられる体験をされた一方、文化の面ではかなり高く豊で、石炭を積み出した富の代わりとして週1で変わるぐらい西部劇の映画などが入って来た土地であり、そんなことも陽水さんの感性を育てていたと感じた。
第2夜は【麻雀・亡き人々・最後のNEWS】曲目、最後のNEWS、ジェラシー、青空,ひとりきり、リバーサイドホテル、とまどうペリカン、いっそセレナーデ、帰れない二人、夏の終わりのハーモニー、新しいラプソディー、他。
阿佐田哲也さんと30代に麻雀やギャンブルや酒場での嗜みなどををつうじて知り合った仲間たちとの交友録が後の作品にかなり、影響を与えていたことを知った。ジョンレノンには多大なる影響を受けたようで、ジョンの声が好きだといっていた。筑紫さん、清志郎さんのエピソードも話してくれた。
第3夜は【不思議な素顔】インタビュアー・リリーフランキーと対談。曲目、決められたリズム、LOVE LILA、Just hit、いつのまにか少女は、海へ来なさい、他。
リリーさんとの対談は陽水さんが安心して語れる場所のようで終始、二人の笑顔が印象的でした。
第4夜は【少年時代・ディラン・創作】曲目、少年時代、積荷のない船、アジアの純真、コーヒールンバ、花の首飾り、ワカンナイ、他。
それでは、最後にこの番組でも語られていた2人の言葉を紹介してお別れです。
すごい、洗練されて都会的だけれども、熱いんですよね、こうならなければ、こう楽しいのにという刹那さだったり、ひねくれているんだけれども、すごい情熱があったり、日本の男の美しさのパラダイムが陽水の歌詞にはあるんだ。
ロバートキャンベル(東京大学教授)
「カナリア」とか「WHY」とかね、見てもほとんど意味がわかんない、そんなに自分を、そんなに私を同一化出来ないけど、純度の高い感傷性が結晶として表れていてほんとうにすごい人だなと思いましたね。
上野千鶴子(東京大学教授)。NHK−ETV井上陽水『LIFE』40年を語る。より
7回にわたりオンエアしましたが、いかがだったでしょうか!
日本のFOLK、ROCKの巨人、井上陽水と出会ってから34年。私にとって師であり、兄貴であり、自分はチルドレン的存在だということを認識させられる。ずいぶん生きてゆく上で判断する際、彼の作品や生き方が自分にとって指針になっている。ありがとう!陽水、今までずいぶんと助けられ、励まされました。
これからも、もっともっとメッセージを投げかけて下さいね! DJ/KNEEDROPでした。(おしまい)
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