No.51・『1Q84』村上春樹@《BOOK REVIEW》(2)

kneedrop2009-06-21

《BOOK REVIEW》
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
さすがに梅雨で今日は部屋の窓をあけても風がないので暑いです。
今日は夏至で夏の中間日になります。北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日。
そして今日は父の日です。 お父さん!可愛い娘さんからはプレゼントは戴きましたか?私もすっかり忘れていて
娘からさっきメールがきました。何か贈ってくれるそうです。涙がでちゃいます。ということで(笑い!)

村上春樹さんの『1Q84』の話題続けています。
そして長編小説としての発行部数ですが、前作の「海辺のカフカ」(上下巻)で計73万8000部だったのに対し『1Q84』は12日目で2週間足らずですがもう2巻合わせて発行部数は106万部を超えました。
凄いスピードで売れています。

人気の要因としては、この「逆宣伝」効果とノーベル文学賞候補といわれる彼の世界的な知名度、記憶にあたらしいエルサレム賞での授与式での挨拶と長編小説として7年ぶりの新作という村上作品に対する読者の渇望感が相まって、爆発的に売れているようだと分析しています。

1Q84」の小説の中には音楽が登場するのですが、作品の冒頭から、頻出するチェコの作曲家ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」も異常な人気で。この小説の主人公が聴くジョージ・セル指揮、クリーブランド管弦楽団の演奏を収録したCDは、注文が殺到し、ほぼ品切れの状態が続いているようです。

発売元のソニー・ミュージックジャパンインターナショナルによると、同作品はCD化した90年以降、20年間で6000枚を出荷したが、「1Q84」発売後のわずか1週間で、同数の注文を受けた。

追加生産中で、今週半ばには、随時出荷され店頭に並ぶという。制作部門を担当する小山哲史チーフは「村上春樹さんの影響は尋常ではない。小説に取り上げられて、ここまでCDが売れるのは初めて」と語った。

私もCDショップにいってみると、その中でもとかく小説の冒頭の章のTAXIの中で青豆さんが聴いた曲のヤナーチェクの「シンフォニエッタ」と「ふかえり」のマタイ受難曲第6曲のアリア「悔いの悲しみは」のCDには小説の場面の情景やセリフの言葉が引用され書き上げられたPOPが既にCDの商品の上についてました。
なんと小説の中で紹介される音楽のCDまで話題で売れています・・・。 (つづく)

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ