No.50・『1Q84』村上春樹@《BOOK REVIEW》(1)

kneedrop2009-06-20

《BOOK REVIEW》−NO.6
こんにちは!DJ / KNEEDROPです。みなさんごきげんいかかですか!
6月の4回目の放送です。「普遍の祈り」この番組はFREE LIFEの提供でお送りします。
さすがに梅雨という感じで、部屋も換気しないと暑いです。
窓をあけると涼しい風が部屋に入ってきますね。
みなさんとこれからの時間、一緒にゆっくり楽しんでゆきたいとおもいます。
この番組、まもなく50回を迎えることになります。ありがとうございます。これもひとえにみなさんのおかげです。
この番組でいろんなアーテイストを紹介していますが、面白かったオンエアの特集はありましたか?
次は100回を目標に銀メダルがもらえるように頑張りますね。あとみなさん!気軽にコメント下さいよ。
あとこの番組を立ち上げ、コメントをくれて、いつも応援してくれている私とは前世、兄弟のような存在でアメリカに留学していた大学生のKenさんが先日、14日にロサンゼルスのカリフォルニアの大学を卒業されました。
おめでとうございます。社会人にもなりましたので、これからの活躍をいっそう期待します。
それでは私からささやかですけれどもこの番組からKenさんへメッセージを贈ります。
TO Ken
卒業おめでとうございます。大学へ選ばれた人の中にもまたもちろん世界があり、いろんな人たちによって支えられている。いろんな国により文化的な違いと人種によって解釈の違いもある。
そんな環境の中で勉学に励まれ、卒業されどうして世界はこんなに美しいのだろうと感じられたと思います。
本当にアメリカに行ってなにひとつ無駄はなかったんですから、人として学生としてVISITORSとしていろんなことを蓄積されたと思います。
「謙虚に思慮深く時には大胆にユーモアとRock‘n‘Roll Heartを忘れず困っている人を助け、勇気づけられるようなそんな大人になっていってくださいね!」               FROM    DJ/ KNEEDROP

は〜い。それでは今日は何かと話題の村上春樹さんの『1Q84』(全2巻)のBOOKの紹介を3回にわたりオンエアしてゆきますね。
これから読まれる方もいますので、あらすじや登場人物の紹介は避け、話題のところについてオンエアしますね。
私も1巻を半分ぐらいまで読みました。
今回は発売前からあらすじを公表しないで読みたいという読者の声に応え、一切あらすじは公表せず発売に踏みきりました。新潮社のホームページでもタイトルと発売日だけという徹底ぶり。担当者もごく数人しか読むことができないほど商品の事前管理は徹底されていたようです。
面白いですよねあらすじや登場人物を出さないほうがかえって、逆効果で気になり売れているというのですから・・・。
そして今回のBook Description
1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。
    タイトルはこのようにモチーフがあり、決められた。
執筆はオウム裁判がきっかけであり、地下鉄サリン事件は「現代社会における『倫理』とは何かという、大きな問題をわれわれに突きつけた」。また犯罪の被害者と加害者からの「両サイドの視点から現代の状況を洗い直すことでもあった」という。
今回、朝日新聞の日曜日の書評も6月の7日に早くも掲載になりました。鴻巣 友季子さんの一文を掲載します。
何か吹っ切れた感じがする。からはじまり『1Q84』には新しい村上春樹がいる。
いろいろな人の視線とパースペクティブと世界観が絡みあうドストエフスキー的な小説を書きたい、それには三人称で書く必要がある、と近年の村上春樹は語っていた。
予告通り、本書は初の完全な三人称長編だ。  メランコリーの夜は明けた!  
                                   朝日新聞6/7の読書、書評欄より一文抜粋。(つづく)