No.47・『more trees 』 & 『RADIO SAKAMOTO 』@坂本龍一

kneedrop2009-06-01

《 MUSIC REVIEW ♪−4》
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
坂本龍一さんの『out of noise』というアルバムをもう30回以上聴きましたが、全然、飽きません。聴けば聴くほど良くなります。今CDプレイヤーの再生をランダムに切り替えました、おそらくアルバムの曲をランダム再生をするとまた違った楽しみ方(想念の旅情への誘われ方)が出来ると思います。
個人的な感想ですが聴いた曲のイメージを少し今オンエアーしてみますね!
7曲目ですが、「どこか遠い昔、冬に自分が旅をした情景に連れ戻された感じで、その頃考えていた心(脳)の記憶やその当時の断片的ことが思い起こされました。次は11曲目ですが、妙に心が優しくなれるピアノの旋律でこれから訪れる時代が希望に満たされるような時代であれば良いと想わせる曲として捉えました。
次は1曲目妙に懐かしいピアノの旋律、HIBARIという鳥が旋回飛行している情景から始まり、何度も何度も繰り返される同じフレーズが自分の心にビタミンを与えてもらいながら、終息していく感じでしょうか。
このようにアンビエントなアルバムこそ、日々聴いた時に違ったイメージを想起させてくれます。
全体とおして聴くと、私の感想はなぜか北欧の透明な冬のイメージです。好きな曲は「in the red」と「to stanford」です。みなさんこのアルバムはほんとうに聴けば聴くほど、自分の内面へと深く深く誘う不思議なアルバムです。
是非ひとり、ゆっくりと何度も今の坂本龍一さんの世界を堪能してみてはいかかでしょうか!。
最近の教授の活動は昨年あたりですと、‘08は6月YMOで28年ぶりにロンドン公演をしスペイン・ヒホンでもLIVEを行い、こちらは2枚ともCDでリリースされました。
最近のHASYMOの楽曲も今回、同様まさにout of noiseがすこしずつ楽曲へと混ざり合い、神秘的なYMOに出会えますよ!そして今まさに教授はソロツアーの真最中です。
あと大きなところでは、本人が主宰のcommmons(コモンズ)というレーベルが発足。このcommmonsは坂本龍一をはじめとするアーティストとエイベックスが共同で設立した音楽プロジェクトです。
そのcommmonsから坂本龍一総合監修による音楽の百科事典「commmons: scholaコモンズ スコラ シリーズ」や「にほんのうた」という子供のために作られた童謡や唱歌をまとめたアルバムもリリースしました。こちらもお薦めしておきます。
そして、教授自らmore trees(モア・トゥリーズ)なる日本を含め、世界各地の森を再生させることを目的とするプロジェクトを立ち上げ今活動を行っています。
カーボンオフセットの呼びかけや自分のコンサートの収益金10%を森の再生事業に寄付され、森林再生も始まりました。音楽だけでなく、環境問題に積極的に発言をする姿勢にも共感出来ます。
みなさんもmore trees(モア・トゥリーズ)に賛同して行きませんか!
あと今日知ったのですがRADIO SAKAMOTO とういうJ-WAVEの番組として教授自ら新人の発掘のため、音楽、映像作品、文学、アート、写真などをアマチュアの方から日夜、募集しているオーディションも開催していました。
ほんとうに頭が下がります。私もオリジナルソングや詩を応募してみようと思います・・・・。
あと坂本龍一さんに関連するホームページをkneedropのアンテナに掲載しておきますので、ぜひアクセスしてみてください。
そしてこの稀有な才能をもった坂本龍一という音楽家とこの時代を一緒に共生できることに感謝します。
今回も特集で教授を4回、取り上げてみましたが、最近の坂本龍一さんの作品や活動に私なりにスポットをあててご紹介しました。この番組、聴いて頂きありがとう。気軽にコメントくださいね!(おしまい)
ではDJ / KNEEDROPでした。マタネッ(*^-゚)/~Bye♪ 

commmons: schola vol.1 J.S. Bach Ryuichi Sakamoto selection

commmons: schola vol.1 J.S. Bach Ryuichi Sakamoto selection