No.43・『音楽は自由にする』坂本龍一@《BOOK REVIEW》

kneedrop2009-05-26

《BOOK REVIEW》−NO.5
こんにちは! DJ/KNEEDROPです。みなさんごきげんいかかですか!
5月の7回目の放送です。「普遍の祈り」この番組はFREE LIFEの提供でお送りします。
今日は午前中は晴れてましたが午後からは曇り空になりました。
気温も高く今、部屋の温度計をみると26度ちかくあります。
風を入れたかったので階段の上ったところの2階の窓を開けました。
でももう少しで6月。梅雨になると湿気がありますので、部屋も時々換気しないといけないです。
はい。では今日は私の大好きな坂本龍一さんを4回にわたってオンエアします。
今日と明日はヒストリー関係の本とDVDを3回目は新譜「アウト・オブ・ノイズ・」&「commmons」
4回目は「more trees」 &「RADIO SAKAMOTO 」ついて紹介します。
みなさんとこれからの時間、一緒にゆっくり楽しんでゆきたいとおもいます。
今年の2月に新潮社から刊行されました。坂本龍一 著の『音楽は自由にする』Musik macht freiです。
書名のタイトルがいいですね! とっても気に入りました。今日午前中に読み終わりました。
今後またSakamoto作品に触れる際に感慨深く対峙出来そうですし、あの頃はそんなことを考えていたんだなということが分かり、大変興味深い内容の本でした。
この本は車の月刊誌「エンジン」に自分史を2年間語り掲載された記事が、後に上梓され1冊にまとめられた本です。
初めて見る貴重な坂本少年の子供の頃の写真も掲載されています。おそらくこの写真は雑誌連載でしたからその都度、坂本さんのお母さんが提供したものと思われます。
本の内容は自分史を振り返るということですから、幼稚園から始まり学生時代からプライベートの想い、YMO時代ソロとしての活動(アルバム発表)や映画の出演と音楽を担当、アメリカN.Yに移住してからの想いと音楽活動、9・11以降、環境活動の事、そして最近の新譜「アウト・オブ・ノイズ・」までを振り返り、その時の気持ちまで詳細に語っています。それで彼の中にある思考や創作に対し注がれていく才能は、彼の遺伝子と今まで生きてきた環境の中で育まれました。それがまたいろんなジャンルの才能がある方に奇跡に近い確率で出会い、結果的に評価される仕事をし活躍してしまうことに驚かされます。
そしてこの本ですが誰もが生きていく中で、選択肢が与えられると思うのですが、その際に彼は不思議とまっすぐ自分の興味のある仕事だけを選び、自然に仕事をこなしてきたのに、この坂本龍一という人はおそらく、この時代に音楽家として活躍するために、この世に選ばれて出て来た人だと私はこの本を読んで強く感じました。
この番組をご覧のみなさんの中にも坂本龍一さんのヒストリーや評論について知りたい方は青土社から最近ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMTも刊行されました。
下に掲載しておきますので是非読んでみてはいかがでしょうか。(つづく)♪

音楽は自由にする

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