No.38・NEW ALBUM『午前中に・・・』@吉田拓郎(2)

kneedrop2009-05-07

A world of 1200 letters 『1200字の言葉の世界』−4
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
今回のアルバムのタイトル「午前中に・・・」というのはどういう意味なのか!この午前中に後に続く点点点(・・・)この点点点が非常に大事で、アルバムの中に「早送りのビデオ」という曲があり、拓郎さんは田家さんがインタビューしている時、僕の人生は次から次と忙しくいろんなことがあり、「早送りのビデオ」のようだった。といっていて、今の気持ち、等身大の僕が、正直に表れているアルバムである。その比喩がこの・・・(点点点)だと拓郎さんは語っていますと、田家さんが吉田拓郎三昧のFMのオンエア時にいっていました。
私はもう以前から今流行っている音楽は自分の心に響くのが少なく、久し振りに今回は作品のクオリティが高く等身大の拓郎さんらしいメッセージが出ているアルバムでしたので、良かったです。
やはり、邦楽は理屈抜きで、70年代が最高だと、あらためて最近、日々感じるようになってきました。
やはり70年代の音楽には温もりがあります。
私があなたの歌に最初に出会ったのは13歳の時で、あなたがFORLIFEを創った後だと記憶しています。
今、考えると一番感受性の強い時期に本当に素晴らしいアーティストたちに出会えたことに奇跡的なものを感じています。
そして生き方に嘘がないから楽曲にも正直さが表れていて、あなたの歌にいつも励まされてきました。まさしく拓郎さんは私の中では番長的存在であり、もちろん号令がかかればこちらは子分ですから、‘85 One Last Night In Tsumagoi にも行きました。
あなたはあの日、夜7時から翌日の朝7時過ぎまで73曲唄ってくれました。最後の唄は「明日に向かって走れ」でしたね。そして3万8千人集まりました。
10代の時はあなたの歌から教えられることが多く今、あなたの書く歌に私の人生が重なり感慨深い思いにふけることができます。それが拓郎ミュージックの源泉なんです。
ほんとうにもう30年以上の付き合いになりますが!あなたがわたしに与えた影響は計りしれません。ありがとう!吉田拓郎さん。私はあなたが大好きですよ。
今回のアルバムの中で私の好きな曲は8曲もあり、まさに昔の「今はまだ人生を語らず」に匹敵するアルバムです。是非みなさんも聞いてみてください。60歳を超えた今でも、拓郎さんの音楽のスタイルは何も変わっていません。
今回はもう最終章に入られたという事で、もう全国的なツアーは最後ということを聞いていますが、ずっと走り続けることは出来ないにしても、やはり反体制だったFORLIFEの作品は我々が10代にもらった唯一かけがえのない宝物ですから、あなた方がいつも我々にメッセージを投げかけてくれないと、私たちは悩んで生きてゆくことになります。
これからもあなたらしい歌を唄ってどんどん私たちにッセージを投げかけていってくださいね!                                                                ではDJ / KNEEDROPでした。

午前中に・・・

午前中に・・・