No.24 ・TRAVIS(トラヴィス)♪ @ONAIR!

kneedrop2009-02-25

《 ORIGINAL SONG 》−10
こんにちは!DJ / KNEEDROPです。
みなさんごきげんいかかですか!
2月5回目の放送です。
この番組『闇の記憶』はFREE LIFEの提供でお送りします。
昨年秋から今年3月まで経済不況により、非正規労働者の失業が40万人と見込まれており、毎年6月頃発表になるようですが2008年の自殺者も3万人を超えたと昨今、暗いニュースが報道されました。
本当に心が痛みます。

私の歌の中にも新しい青年像を歌いたいと想い1982年に私が作詩/作曲した歌があります、働く人の応援歌として届けたいという想いを込めてみなさんへ今日、贈ります。
詩の内容は映画の内容とは違いますがモチーフは1976年公開のアメリカ映画『タクシードライバー』(Taxi Driver)です。監督はマーティン・スコセッシ。脚本はポール・シュレイダー。主演はロバート・デ・ニーロです。


・映画のあらすじは大都会ニューヨークを舞台に夜の街をただ当てもなく走り続ける元海兵隊のタクシー運転手が、腐敗しきった現代社会に対する怒りや虚しさ、逃れられない孤独感から徐々に精神を病み、ついには自分の存在を世間に知らしめるため過激な行動に走る姿を描く。
都会の空虚を、徹底したリアリズム映像の中に幻想を交えて描いた。
1960年代後半から1970年代中頃にかけて隆盛を極めたアメリカン・ニューシネマの最後期にして代表的な作品とされています。
それでは今日の1曲目はもちろんこのTaxi Driverのテーマ曲をあなたへ届けます。素晴らしい名曲ですよ!本作が遺作となったバーナード・ハーマンのオリジナル・サウンドトラック
何と言っても全編にわたって映画のムードを盛り上げていたのがトム・スコットのアルト・サックスをフューチュアした「タクシー・ドライバーのテーマ」だった。いつ聴いても最高のフュージョンサウンドだ。オリジナル・サウンドトラックを通して聞いてもひとつの作品として十分楽しめる映画音楽の金字塔。それではどうぞ!


ロバート・デ・ニーロは撮影に際し数週間実際にタクシーの運転手を務め、役の研究を行った。彼の演じる主人公トラヴィス・ビックルは映画史上最高のアンチヒーローとなり、デ・ニーロ自身も70年代半ばから若者にとってのカリスマ的存在となりました。 
・出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より抜粋。

というわけで私は友人に誘われ高校生の時にこの映画を観ました。
この映画の主人公トラヴィス・ビックルの名前の『トラヴィス』をオリジナルソングのタイトルに引用しました。
私のオリジナルソングも今、発表するために推敲しまとめています。
詩も20年〜30年近く経ちますと、どうしても時間の経過があり、少し手直しが必要な作品も出てきます。


この作品を書いた当時はまだ21歳でした。
若くてまだ力量がなく上手く書けなかったフレーズがあった作品でした。
昔の作品の中にも何作かこの1行2行のフレーズがうまく書けないということとか上下のフレーズと合わないなどという箇所があります。(その当時、何度推敲してもこれ以上のフレーズが書けないと心残りがあった詩)伝えたいメッセージが微妙なニュアンスで伝えきれていない作品も多々あります。
今日は最近、手直しをしたあたらしいTRAVIS(トラヴィス)♪を贈りますので、私の詩集『闇の記憶』をお持ちの方は『闇の記憶』のTRAVISとよかったら見比べてみてください。ではどうぞ〜。


TRAVIS(トラヴィス)』 ♪
作詩/作曲 KNEEDROP

彼 TRAVIS
満たされない心を
抱えて生きている


夜、ふたつ目の仕事を終え
今日も最終電車
揺られて行く


哀しい仕事場だけの街が
電車の窓から流れる景色で
一日の疲れを癒しているのが分かる


恋をすれば十分すぎるほど
うまくゆく彼が女性を愛さなくなった



彼 TRAVIS
今の体制に対して
変革を望んでいる


朝、眩しい光りで目覚め
疲れた心と体で
一日を始める


色褪せ加工される街を
愛しているのは自分の心と
似ているのが街の呼吸でわかるのだろう


存えることは汚れることだと
彼はもう とうに気づいている
                    1982年作品
みなさん、あたらしい『TRAVIS(トラヴィス)』 ♪ はどうでしたか!
そんな作品も27年ぶりに少しフレーズを変えてあげるだけで十分に歌に活力が与えられたと思っています。                                              ではDJ / KNEEDROPでした。

「タクシー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック

「タクシー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック