No.374・『普遍の祈り』(1)巻@【書評1】櫻井ミッチェル(2)

kneedrop2011-06-22

《BOOK REVIEW》−NO.24
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
宮澤賢治さんの「世界全体が幸せにならないうちは個人の幸福はありえない。」という言葉に衝撃を受けた私は学生の頃青春18きっぷを握りしめ花巻に行きました。
賢治ワールドにすっかり魅了され、教師になっても底力を発揮してくれました。
彼は農民でありながら教師であり、哲学者であり、詩人であり、童話屋さんであり、
天文学者でした。
まだまだたくさんの鞄をお持ちで、想像もつかないほどの様々な分野に自分の意識を広げて
宇宙の塵としていまも漂っていることでしょう。
同じく、五十嵐さんもたくさんの鞄をお持ちで例えると、一つのコンサートのよう。
弾けるオープニング!奇想天外な演出。歌詞が心に染み入るポップス。泣かせるバラード。心和むMC。
青春時代の矛盾や孤独、憧れ希望を思い起こさせる『闇の記憶』からの懐かしいと恋しい気持ち。
甘くて苦い香り。ギターの弾き語り。観客総立ちのロック!!一体感。また逢いたくなるアンコール。
クロージングしてもまだ冷めぬ感動と感謝。遠回りして帰りたくなる夜の道。
瞳を閉じる前にそっと手を合わせたくなる普遍の祈り。


どうかこの本『普遍の祈り』(1)巻を手に取って自分を解放してあげてほしいのです。
肩書や体裁のために固くなってしまった鎧を脱ぎ捨てて。
不安や怒り、恐怖から心の緊張を解きほぐすために。穏やかな微笑みがほんの少し取り戻せるかも。 
「春の宵」♪世界ノ ミンナガ 苦シミノ時間カラ解キ放タレマスヨウニ イツドンナ時ニモ光ガ届キマスヨウニ(略)祈る必要のない、みんなが幸せに満たされた時代が訪れますように。感謝をこめて。(了) 


Thankyou for listening to  THE PRAYER OF UNIVERSAL.
I wish you have good day tommrow !?.                 FROM  DJ / KNEEDROP