No.108・『風がコートをひるがえす季節』♪@ON AIR!(3) 

kneedrop2009-11-02

A world of 1200 letters『1200字の言葉の世界』−9
Beat goes on...
それではお待たせいたしました。
招かれざる客さんからこの番組を聴いてくれているみなさんへということで
今の季節にぴったりな歌をお預かりしています。

私がこの『風がコートをひるがえす季節 』♪のこの歌をこの番組で紹介するにあたり
秋のカナダの写真集の1枚の写真を一緒に紹介したいと思いました。
それはおそらく今頃になってなぜ分かる
       君がどんなに大事だったか・・・。

諦めることが男の美学、潔さも今はいやらしくとられるだけ・・・
抜け殻のような毎日を送り続けてる 足元を舞う枯葉のように


過ぎ去りし日は甘く切なく 君と生きた毎日

恋愛の焦燥感が溢れる歌なのにこんなにも大自然の秋は
彼女との語らいの日々を懐かしく想う自分の心とは
まったく関係ない顔して真っ赤に燃えている

それでは招かれざる客さんのオリジナルで『風がコートをひるがえす季節』のオンエアです。ではどうぞ!!


              『風がコートをひるがえす季節♪』  作詩/作曲:招かれざる客

                 
                 西風は今日も吹いてる
                 君の住むあの町にも
                 あれからもう幾年月
                 流れたことか
                 数え切れぬほど夢を捨てた

                 
                 「愛してる」 単純な言葉
                 どうしても言い出せなかった
                 君の声を聞けるだけで
                 それ以上何も望むものはない
                 そうも思った

                 
                 それなのに 今頃になってなぜ分かる
                 君がどんなに大事だったか
                 夢を失った今 痛いほどに

                 
                 風がコートをひるがえす季節
                 足元を舞う枯葉のように
                 風任せに生きそして朽ちてく
                 君はとうに忘れただろう
                 夢を追いかけた日々
                 同じと信じられた日々

                 
                 風の中歩いたあの日
                 衿を立て 肩を並べ
                 とりとめもない会話を交わし
                 ちょうどこんな風景
                 立ち枯れの野原 焼きついてる

                 
                 「愛してる」 その言葉を
                 言えたなら 今こうして
                 抜け殻のような毎日
                 送り続けてる
                 夢をなくすことも なかったのか

                 
                 そうじゃない 本当は自分でも分かってる
                 君の求めるものは遠く
                 どうあがこうと届くことはなかった

                 
                 風が木の葉を巻き上げる季節
                 過ぎ去りし日のページがめくられる
                 君の気配を微かに感じた
                 白い吐息とともに蘇るあの時
                 胸を絞めつけられる想い

                 
                 確かに君は手の届く距離にいたはず…

                 
                 風が心を掻き乱す季節
                 過ぎ去りし日は甘く切なく
                 当たり前のように君がそこにいた
                 君と歩いた日々は確かに夢じゃなかった
                 今では何より遠く そして…

                 
                 風が吹く 君の住む町
                 あれ以来 時計は止まったまま
                 西風が運んでくれる
                 君の面影
                 君との記憶
                 夢の切れ端…



この番組に特別に「招かれざる客」さんから『風がコートをひるがえす季節 』♪の作品についてもメッセージが届いています。

「この曲は私の5枚目のシングル予定曲であること、曲を聴き、あるいは詩を見たときにビジュアルな情景が思い浮かべられるような曲を目指し、作った曲であること…ということと
「自分の思い通りにいかない相手を殺してしまうこともある世の中、その想いを封じ込め、自らの中で昇華させることにより、諦めることが男の美学となることもある。しかしそんな潔さも、相手の女性にとっては勝手な思い込みにしか過ぎないかも知れない。
この曲の裏にある、そんな自虐的でナルシスティックな男の想いを感じ取っていただければ幸いです。」と


それではみなさん!
招かれざる客さんから寄稿戴いた作品は素敵な作品でしたね。
招かれざる客さんの作品の中でも私にとっては‘70年代の匂いのする大好きな作品のひとつになりました。

是非レコーディングやLIVEでは私もコーラスやギターで参加させてくださいね!   (おしまい)


Thankyou for listening to THE PRAYER OF UNIVERSAL.

I wish you have good day tommrow !?.                  FROM  DJ / KNEEDROP