No.150・MILES MUSIC@MILES DAVIS(6)

kneedrop2010-02-26

        【 七十二候 】
2月24日 霞はじめて棚引く (かすみはじめてたなびく)・・・・・霞が棚引き始める。
《 MUSIC REVIEW♪−9 》
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
【 マイルスの言葉】
音楽は、絵画や彫刻に似ている。
ピカソカンディンスキーのあの独特のバランスをみろよ。
オレが音楽でやっているのは、あれだ。異質のサウンドをミックスさせて、うまくバランスを取るんだ。
みんな、怖がってやらないけどな。

(筆者が頻繁に口にする「マイルスはジャズではない」とする根拠も、あえて言えばそこにある。
つまりジャズはマイルスの音楽を形成する一要素であり、その逆はありえない。マイルスの音楽のなかには、ジャズ、ファンク、カリプソなどさまざまな要素が絶妙のバランスでミックスされ、渾然一体となっている。
                                          「イースト・プレス刊 マイルスに訊け」より
【エレクトリック・マイルス後期】
80年にマイルスは再び音楽シーンへ復帰する。コンテンポラリーなポピュラー・ミュージックなども貪欲に吸収し、マイルス・ミュージックを時代と平行に、あるいは追い越して、進化させる。
【帝王マイルス・デイビスの最期】
1991年9月29日、病のため突如逝ってしまう。享年65歳。
病室には、次なる構想が記された譜面が残されていた。

常に前に前進し変化を求めながら1作1作品ずつ新しいサウンドアプローチをし多くのアルバムを一流のプレイヤーと競演しながら作品を残しました。たくさんのアルバムを制作しましたがどの作品もある一定の水準、レベルを超え駄作がない音楽作品。彼の踏破してきた道がそのままJAZZの歴史といっても過言ではなく。
このように一人のアーテイストやミュージシャンで、その芸術のジャンルまたはカテゴリーにおいてこれほど先進的に創作しながらも現代の芸術のジャンルの世界を変えながら、次の若い世代にまで影響を与え育て、決して妥協することなく自分の魂に忠実に創作をしてきたアーティストでジャンルこそ違いますが私の知る限りマイルスに匹敵するのはパブロ・ピカソぐらいではなかったかなと思います。
マイルスのアルバムは公式盤・ブート盤・ボックスセットなどを入れるともうゆうに300枚を超えています。
ピカソも一生涯、絵画から陶器までいれ制作した作品点数は9万点に上るといわれています。
まさに、このように自分の音楽が芸術作品とまで高めたマイルスMUSICの変貌は表現の極みであり、まさにすべてのアーテイストに対し学ぶべきことが多くあるものだと思います。マイルスを知り、マイルスMUSICを聴くことは人生においてとてもたとえることができないほど多くのものを私たちに与え続けてくれることになるでしょう。
そして私の人生において、JAZZに出会えたことにとても感謝しています。
それではまだJAZZを聴いてみたいが何から聴いてゆけばよいのかと思っている方のためにのどのようにJAZZの世界に入っていったらいいのか私の体験談からすこしお話します。(つづく)

Tutu

Tutu

Doo Bop

Doo Bop