No.79・『ノルウェイの森』1000万部突破!@村上春樹 (3)

kneedrop2009-08-14

《BOOK REVIEW》−NO.7
「普遍の祈り」 DJ / KNEEDROP つづいてます。
そして、この「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 」というアルバムはセールスの記録だけがすごいのではなく。
データを紹介すると、ロックの進化が極めた頂点。音楽の世紀のランドマーク。
アルバムを「架空のバンドによるショー」仕立てにし、ロックの無限の可能性を追求した傑作。
グラミー賞4部門受賞。全英チャート22週連続、全米チャート15週連続1位。アルバム総枚数セールス1170万枚。
今世紀最高のロックの名盤であり、ロック史上初のコンセプトアルバムでありながら、彼らはデビューし6年目で早くも全世界が注目しているロックフィールドに金字塔を打ち立てたのです。
2004年にローリングストーン誌がロック誕生50周年を記念して、究極のロックアルバム100枚を豪華審査員271人に投票させ選びました。
みなさん!このアルバム、何位に選ばれたと思いますか? なんと堂々の1位。 1位に選ばれたのです。
もうアイドルの風貌ではなくなった、20代なかばの若者4人組は普遍的な思想性と哲学を合わせ持ち、サイケデりックな服装を身にまとい、髭をたくわえ【CHENGE THE BEATLES】のアイデンティティを新たに掲げ、このモンスター性の強いアルバムを製作しました。このアルバムは当時の若者文化を象徴する革新的なROCK MUSICで、そんないわくつきのエポックメイキングなアルバムなんです。
そんなアルバムを聴き続けながら書き上げた小説がこの 『ノルウェイの森』だなんて、ビートルズの好きな人には、なんともうれしさが込みあげてくるような逸話で、流石!音楽にこだわりがある村上さんだからこそ考えついたことなんだなあと思いました。(最高傑作のROCK MUSICを聴き、最高傑作の恋愛小説を書き上げるために little help 音楽の力も借りたいとおもったのでしょう。)
この番組をお聴きのクリエイティブライティングされているみなさんへ一言!
岡本太郎さんが21歳の時にパリでピカソの「水差しと果物鉢」の絵画を見たとき衝撃を受け、帰りのバスの中で感動して涙が止まらなかったといっています。そしてこの時、岡本さんは「俺はピカソを超えてやる!」と決意したそうです。
「サージェント・ペパーズ」を聴きながら、 『ノルウェイの森』のような、あなたにしか書けない100%のリアリズムの恋愛小説を書いてみてはいかがでしょうか。書くことでいろいろな発見ができることでしょうし、書いてみなければ、才能があるかどうかなんてわからないですよ。そして始めから自分の思ったとおりの作品を書くことも出来ないでしょうが、人生は挑戦です!
私もこの 「サージェント・ペパーズ」を聴きながら、小説を書いてみたらどんなストーリーの作品が出来上がるのか試してみたくなりました。
村上さんの小説の中には、JAZZやROCKを始めいろいろなアーテイストの音楽作品や文学が登場します。
村上さんは作家になる前、74年にジャズ喫茶「ピーター・キャット」とという名前の店をを国分寺で経営していました。(のちに千駄ヶ谷に移転)。JAZZ喫茶のマスターをしていたんです。
JAZZを聴くにあたって私にとって、村上マスターは先生的存在でした。
本を通じてですけど、ずいぶんマスターが推薦してくれたALBUMを購入し聴きました。
今、私のCDラックのJAZZのジャンルはおかげさまで、名盤が揃っています。CDじゃなく、レコード盤を集めるようにとマスターに叱られそうですが!・・・。また、JAZZ喫茶してくださいね!もちろんアナログ盤でマスターの解説付きでいろんなJAZZの話が聞きたいし。  (でも晩年小説家として執筆し、たくさんの賞を受賞しながらJAZZ喫茶のマスターをするのはカッコイイですし渋いです。)(つづく)

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド




































































・・・・THE PRAYER OF UNIVERSAL・・・・